Product 製品・ソリューション

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仮想OS OpenVMS V9.2

OpenVMS は、1980年代からDigital Equipment社のミニコン用のオペレーティングシステム(OS)として誕生し、以降Alpha、Integrity用のオペレーティングシステムとして販売されてきました。

従来は、特定のコンピュータ用のオペレーティングシステムでしたが、仮想OS OpenVMS V9.2は、Intel社CPUであるX86-64アーキテクチャ(※1)上のゲストOSとして仮想マシン上の稼働が可能となります。

併せて仮想OS OpenVMS V9.2用のコンパイラ(※2)群もご提供するため、既存アプリケーションを含むVMS環境を、新しいx86ハードウェア上で継続して利用することが可能です。

弊社では、既存OpenVMSユーザ様のIntegrity/OpenVMSの国内保守受付・窓口として、 仮想OS OpenVMS V9.2への移行をご提案させていただきます。

※1 アーキテクチャ:CPUの構造のこと。複数の種類があり、X86-64アーキテクチャはそのうちの一つ。
※2 コンパイラ:プログラム言語をコンピュータが実行できる機械語に翻訳するプログラム。

特長

  • 仮想OS OpenVMS V9.2は、Integrity版V8.2をx86-64アーキテクチャ向けにポーティング(※3)した完全互換のオペレーティングシステムです。
  • VMware、KVM、VirtualBox等の仮想化ソフトウェアに対応しています。
  • サブスクリプションライセンスとして提供します。

※3 ポーティング:異なる仕様のシステム上でも動作するように作り変えること。

 

OpenVMS経緯

  • 1970年代にDigital Equipment社(現ヒューレット・パッカード社)のVAXコンピュータ用に開発される
  • 1990年代にはDigital Equipment社64bitコンピュータ「Alpha」、2000年代にヒューレット・パッカード社(ヒューレット・パッカード社にDigital Equipment社が合併)の「Integrityサーバ」に移植
  • 2014年にヒューレット・パッカード社よりOpenVMSオペレーティングシステム部門が分離
  • VMS Software Inc.がOpenVMS開発、ヒューレット・パッカード社が販売サポートの体制となる
  • 2019年ヒューレット・パッカード社がIntegrityサーバの販売終了にともない、OpenVMSの販売終了。保守サポートは継続
  • 2021年10月より株式会社理経、OpenVMSの日本代理店に
  • 2022年始めにx86版OpenVMS V9.X(ベアメタルサポート)リリース予定
  • 2023年x86版OpenVMS(ベアメタルサポート)について開発中止を発表
  • 2023年上半期 C、C++、Fortran、COBOLコンパイラのリリース予定

国内保守サポート窓口

既存Integrity/OpenVMSユーザー様への保守窓口は、以下の通りです。
VMSに係る部分につき、Mailによるサポートを行います。

【保守窓口】

システムソリューション部 東日本営業グループ

E-mail:vms_sales@rikei.co.jp

※保守に関するお問合せは、営業宛て上記アドレスにご連絡ください。

 

仮想OS OpenVMS移行のご提案とサポート

仮想OS OpenVMS V9.2への移行の条件

  • アプリケーションは、ユーザ様でソースプログラムをお持ちであること
  • 弊社の推奨するハードウェア環境は、HPE ProliantDL380。日本HP Engage Flexです。
  • OpenVMSオペレーティングシステムとコンパイラのご購入が必要(サブスクリプションライセンス)
  • ハードウェア環境、移行サポートは理経がいたします

※Integrity版のOpenVMS(OpenVMS V8.4 for Integrity)のライセンスとサポートも販売します。

 

HW構成例のご紹介

お問い合わせ

システムソリューション部 東日本営業グループ
TEL : 03-3345-2170
FAX : 03-3345-2167

メーカーURL : https://vmssoftware.com/