Windows Server 2008サポート終了
18「Windows Server 2008サポート終了」
このコーナーでは「いまさら聞けない業界用語」と題し、理経が取り扱う製品のなかから、今話題のキーワードについてご紹介します。
最近よく耳にする「Windows7のサポート終了」。PCだけでなく「Windows Server 2008」も例外ではありません。サポート終了とハードウェアの買い替えが必要になります。「サーバなんてどのメーカーでも一緒じゃないの?」「スペックが合えば安いところで買えば・・」と思われる方も多いと思います。
ちょっと待ってください。どこのメーカーでも同じではないことを、まなぶくんと一緒に学んでいきましょう!!
登場人物紹介
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えびちゃん
広報部入社7年目。知識豊富でちょっぴり強気な姉御肌。趣味はゴルフとお酒。
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まなぶくん
営業部入社3年目。好奇心旺盛で打たれ強い性格。自社製品について日々勉強中。趣味はマラソンとお酒。
そういえばこの間、うちのお客さんから「Windows Server 2008」をまだ使っているって相談を受けたんです。最近サポート終了の話を聞きましたが、あれってほっといちゃだめなんですかね。
何を言ってるの。Windows Server 2008サポート終了のスケジュールは「2020年1月14日」よ。それまでに買い替えをしなくちゃ。
新しいOS環境へ移行するのであれば、“できるだけ早く”運用試験を計画して問題なく運用できるか、検証を終えておかないといけないのよ。
ここに、移行スケジュールがあるから見てみるといいわ。
移行スケジュール
うわぁ、本当だ!全然時間がないじゃないですか!?急がなくてはいけないですね。
そう。サポート切れのOSを使うリスクは言うまでもないんだけど。。。
もしシステムがダウンしてもマイクロソフトのサポートを受けることができなくなるし、セキュリティ更新プログラムの開発もなくなるから、新しい脅威へのリスクも高くなるわ。対策が取れない攻撃でデータが消失してしまったり、顧客情報など守るべき重要なデータの流出によって企業としての信頼をなくす可能性もあるのよ。
Windows Server 2008を運用し続けるリスクをまとめると、こうなるわ。
1)障害発生時の対応が困難
2)セキュリティ更新プログラムの新規開発の終了
3)ハードウェアの老朽化による故障率の向上
それはまずいですね。
早速、手ごろな製品見繕って提案しにいかないと!
ちょっと、待って!手ごろってだけじゃだめなの。
えっ??そうなんですか?
「NIST(ニスト) 800-53」って言葉を聞いたことがあるかしら?今後導入するかもしれない機器が「NIST 800-53」に対応しているかっていうのが、実は重要なの。
初めて聞きました~!?
ちょっと難しいけど、NISTは 「米国国立標準技術研究所(National Institute of Standards and Technology)」で、科学技術分野の計測や標準に関する研究を行うアメリカ商務省に属する政府機関のことなの。
へぇ~。
NISTでは、これからのサイバー攻撃は、従来の通信容量をあふれさせて機能を停止させてしまうDDoS(※1)アタックに加えて、ハードウェア自体を破壊するPDoS(※2)アタックが増えると予測しているの。そこまでを含めてセキュリティの確保を目指したのが「NIST 800-53」というガイドラインなの。
※1 DDoS(Distributed Denial of Service attack):複数のネットワークに分散する大量のコンピュータが一斉に特定のネットワークやコンピュータへ接続要求を送出し、通信容量をあふれさせて機能を停止させてしまう攻撃。
※2 PDoS(Permanent Denial of Service):サービスを不能にすること以上にハードウェアを破壊することによって永久にサービスを不能にすることを目的としている攻撃
さすが先輩。詳しいですね~。
うちの会社でHPE(日本ヒューレットパッカード株式会社)製品を扱っているのは知っているわよね。
現在、日本で入手できるサーバで「NIST 800-53」をいち早く取得したのはHPE(日本ヒューレットパッカード株式会社)なの。
そうなんですね。そしたら、OSのサポートだけじゃなくて、「NIST 800-53」を取得している機器をこの機会に導入しておけば、セキュリティリスクも減って、より安心ってことですね。
あら、まなぶくん冴えてるじゃない!
HPEのサーバの何がすごいかって、HPE独自技術「iLO5(アイロファイブ)」シリコンチップを搭載していることなの。
この「iLO5チップ」を搭載したHPEサーバは、OS起動時に100万以上のファームウェア(※3)コードの健全性を保証する、つまりは最近流行りつつあるPDoS攻撃があっても、ファームウェアの改ざん検知・復旧まで行って、お客様のシステムとデータを保護するってわけ。
※3 ファームウェア:電子機器に組み込まれたコンピュータシステム(ハードウェア)を制御するためのソフトウェアで、ソフトウェアをROM等の集積回路にあらかじめ書き込まれた状態で、機器に組み込んだもの
へぇ~、とにかくセキュリティめっぽう強い!ってことですね!!これはHPEのサーバを勧めるしかないじゃないですか!
でしょ!この間担当のはるやまさんが言っていたけど、HPEだと従来の3年/4年/5年のサポートサービスに加えて、6年/7年のサポートサービスを開始したそうよ。サーバへの投資は安くないから、できるだけ長く使用してトータルコストを抑えたいものね。
なるほど!6年、7年先までサポートしてもらえると安心ですね。
それから、今HPEサーバへの乗り換えキャンペーンも実施しているそうよ。一度はるやまさんに相談してみたら?
ありがとうございます。早速行ってきます!
あー、もういっちゃった。行動力だけは、すごいわね(笑)
お問い合わせ
- 株式会社理経 HPE担当
- TEL:
- 東京:03-3345-2170 (ビジネスイノベーション部)
大阪:06-6130-8787(西日本システム営業部)
九州:092-411-8731(西日本システム営業部) - E-mail:
- hpe-web@rikei.co.jp
(2019.9.26 掲載)