Quake Global
(2018.3.29 掲載)
海の上でも砂漠でも!地球上まるごとIoT!
3G/LTEが繋がらない環境でのIoTを実現!
日々新しいサービス・製品が発表され、急速に社会に浸透しつつある「IoT」。
センサから取得したデータをまとめるには無線通信が使われていますが、そのインフラは通信サービスが整っていることが前提です。LTE、3Gなどのインフラがないところでは自前で通信網(Wi-Fi / LPWAなど)をつくることになりますが、砂漠や海上などではほとんど不可能と言ってよいでしょう。例えば、砂漠のど真ん中で機器・機材の不良が発生したことをキャッチ、即対応、または盗難にあった機材が国境を越えて移動していくことを追跡する、などの課題を易々と実現できるのが「Quake Global(クエイク・グローバル)」です。
Quake Globalとは?
マルチ無線ユニットを搭載したモジュールによる、IoT向けソリューションです。
通常マルチ無線ユニットを搭載、といってもWi-Fi、LPWAにLTEか3Gをもつものが一般的です。
Quake Globalは、これらの通常無線ユニットに加え衛星通信ユニットを搭載し地球上どこでもデータ収集が可能となります。
Quake Globalの特長
- 3GやLTEなどの地上通信網がつながらない場所でも衛星通信にてデータ通信が可能
Quake Globalの目的である「地球上どこでもIoT」を実現するためのコア技術です。 - 衛星は3種類から選択可能(イリジウム/インマルサット/オーブコム)
衛星に縛られずに運用ができます。 - 地上通信と衛星通信を併用して使うことにより、通信料負担の軽減が可能
衛星通信はいまだ通信料が割高ですが、地上系通信ユニットも搭載されているので、場所に応じて経済的な運用ができます。 - 事故発生時のアラーム機能搭載
アラーム機能搭載により地上波が届かない場所で発生したトラブルを瞬時に把握できます。 - 設定範囲への出入りをトリガーにアラームが可能(ジオフェンス)
想定した範囲外への製品持ち出しにアラームを発生させることができます。 - モジュールは名刺サイズ
OEM提供を前提として搭載しやすい名刺サイズ。さまざまな機器への搭載が可能です。
Quake Globalを活かせるソリューション
- プラントなどで使われる建機の状態監視(IoT)
エンジン状況把握、位置情報、稼働状況、盗難監視、タイヤの空気圧 - レンタル機器の状態監視
エンジン状況把握、稼働状況、盗難監視 - 船舶の状態監視
位置情報、燃料監視、エンジン状況把握
他にも活かせるソリューションはあります。詳細、お見積りなどぜひお気軽にお問い合わせください!
Quake Global社について
Quake Globalは、1998年に設立され、米国カリフォルニア サンディエゴに本社を置く、産業用M2M(※)モデムを設計・製造している会社です。これらの製品は衛星、セルラー方式無線通信、GPS、その他の技術を活用して、資産の追跡・監視のために使われています。Quake Global社の製品は、国際的な販売ネットワークを通じて、重機、航空、海上、トラック運送の業界だけでなく、公益事業、石油・ガス、鉄道向けとしてもOEMやその他の企業で利用されています。
- ※ M2M:コンピューターネットワークを通じて機器同士が直接情報をやり取りし、高度な処理や制御を行うこと。