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(2025.11.28 掲載)

やってみたらこうなった 「VOY VRチューナブルレンズインサート 編」

VRヘッドセット使用時の“メガネどうする問題”
ビジネスでも教育目的などで利用されることが増えてきたVRヘッドセットですが、普段メガネを使っている場合、使いづらさを感じている方もいるのではないでしょうか。
そんな時に役に立つのが、VRヘッドセットに装着し、度数を自在に調整でき眼鏡なしで快適な視界を実現する「VOY VRチューナブルレンズインサート」。
しかしながら、「これでメガネの代わりになるの?」「取り付けは難しくない?」「ツマミを動かすだけで本当に度数調整できるの?」という疑問をぬぐい切れない理経スタッフ。そこで今回、実際にVOYを試してみました!

やってみた1 VOYの取り付けは本当に簡単なのか?

はじめに、レンズには右用・左用があるので確認します(それぞれRとLのマークが記載されています)。それでは、実際に取り付けるのにどれくらいの時間がかかるのか測ってみます。用意、スタート!まずは右をカチッと音がするまで押し込んだら、次は左……。
結果は58秒。1分以内で装着完了しました。

※今回使用したVRヘッドセットは「Meta Quest 3」です。

感想

スタッフB:今日初めて試してみました。VRヘッドセットのレンズに合わせるコツをつかむのに少し手惑いましたが、位置を合わせたらあとはカチッと押し込むだけで、1分かからないくらいのお手軽さでした。

結論:VOYの取り付けは簡単で素早く完了できる。

<詳しいレンズの取り付け方法はこちらの動画でご確認ください>

やってみた2 スライド調整だけで本当に見え方が変わる?

VOYのレンズには度数を調整するための0から-6までの数字が書かれたツマミがあり、スライドさせることで0から-6Dまで度数を調整できます(0が矯正なしと同じ状態)。

感想

スタッフA:裸眼の視力が左0.1、右0.08、コンタクトだと左-3.0、右-3.75です。VOYのレンズ調整はコンタクトの度数と同じと考えて、左は-3、右を-4辺りにして丁度よく見えました。視力を測る要領で、映像より数字や文字を見ながらだと調整しやすかったです。

スタッフB:私は裸眼の視力が左右それぞれ0.2くらいです。まずは0での見え方を確認してから、-3にしてみたところ確かに良く見えるようになりました!-6にすると逆に少し見えづらくなります。-4.5くらいの位置が一番合っているようです。

結論:複数人で使う場合でも、簡単にそれぞれに合った度数に変更できる。

<見え方イメージ>

ツマミ0の場合

ツマミ-6の場合

やってみた3 VOYレンズ VS メガネ VRヘッドセット装着感・見え方対決

メガネをかけたままでVRヘッドセットを装着してみました。

感想

スタッフA:メガネをしたままVRヘッドセットを装着することも可能です。ただ、メガネを押し付けられる様な圧迫感があり、鼻に跡が残りそう。激しい動きはNGで、場合によってはメガネレンズの反射が気になるかもしれません。また、大きめのメガネフレームだとヘッドセット内部の硬いプラスチックとぶつかるかも、と思いました。

結論: VOYレンズの方がコンタクトを装着している感じに近く断然、快適でした。

このような結果になりました。
VOY VRチューナブルレンズインサートは近視・遠視の幅広い視力に合わせて調整が可能で、Meta Quest 2・3・3SのほかApple Vision Proにも対応しています。

※VOY VRチューナブルレンズインサートは、視力矯正を目的としたものではありません。

VRヘッドセットでどんなコンテンツを見てたの?

体験時、スタッフAが見ていたコンテンツは、ロボットアームの組み立てなどをMR上で行えるもの。製造設計に活用され、物理モックアップの必要性を大幅に減らします。

スタッフA:目の前に並んだネジやドライバーを手に取って組み立てられるのが不思議。ただ、慣れるまでは少し難しそうです。作業効率の向上、コスト削減だけでなく、今まで作っていたモックアップが不要となると、スペースや大きなゴミもなくなるのかな。

スタッフBが見ているコンテンツは、はしご車体験。実際のはしご車に乗って上昇していくときと同じ目線で周囲を見渡すことができるもので、高所での視点や臨場感を安全に体験できます。防災イベントや安全教育などにも活用されています。

スタッフB(高いところ苦手):えっと、どんどん上昇していきますね(汗)うわっ、高い!これが実際の目線なのですね。リアルすぎて手に汗をかいてきました。360度見渡すこともできるけれど、振り向くのも怖いくらいです。。

どちらのコンテンツも理経で開発したものです。理経では他にも、車両メーカー向けの車両開発用バーチャル空間活用の支援や、工場や倉庫で稼働する産業用ロボットの動作シミュレーションなど、XR技術を活用した設計・検証・教育の効率化に取り組んでいます。
ご興味がありましたら、お気軽にお問合せください。

お問い合わせ

VOY VRチューナブルレンズインサートについて
AIシステムセールスグループ
TEL:03-3345-2178
E-mail:voy@rikei.co.jp

Meta Quest およびVRコンテンツ開発について
次世代事業開発部 インタラクティブソリューションズグループ
TEL:03-3345-2146
E-mail:nbd@rikei.co.jp