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PSCAD V5

• 40年以上に渡る電力系統シミュレーション研究の実績あり
• 再生可能エネルギーを主力電源とする電力系統における海外の最先端の研究で使用
• 使い易く信頼性の高いビジュアル設計ツール
• 世界中の2000以上の企業･研究所等が採用
• 国内で多数（電力・電機メーカ・鉄道・自動車）の納入実績
• 数マイクロ秒における電気的な過渡現象を波形ベースで解析可能
• 高精度でシンプルな瞬時値解析を行うための機能が充実
• 豊富なコンポーネントを標準搭載
• 独自のコンポーネント作成も可能
• コンポーネントの制御、高精度な回路作成が可能
• シミュレーション・解析に掛かる時間を大幅短縮

再生可能エネルギーとそれらの複雑な制御機構の出現により、電磁過渡現象（EMT）シミュレーターは小規模で局所的なシステムのための設計および問題解決ツールとの位置付けを越えて進化しました。今やEMTシミュレーションは大規模な電力系統の設計に欠かせないものになっています。

この新しい時代に、PSCADV5は、潮流データのマイグレーションを可能とする並列計算処理の能力を利用し、スクリプト経由の完全なアプリケーションの自動化を実現します。これらの新機能は、大規模な電力ネットワークのシミュレーションがこれまで以上に速く、より効率的になることを保証します。

潮流データからの変換

アドオン製品であるPRSIMと組み合わせて使用すると、PSCADはPSS / EやPowerFactoryのデータファイルタイプを直接PSCADのデータフォーマットに変換できます。 この変換されたPSCADケースファイルは、元のネットワークデータファイル（定常状態のロードフロー）の設定と同等の動作条件になります。 V5には、NETEQと呼ばれるネットワーク等価計算のユーティリティを搭載しています。

新しいモデル

20以上の新しいモデルがV5のマスターライブラリに追加されました。 具体的には、MMCモデル、位相領域の同期機、単相誘導機、および zドメインモデルのライブラリ等が含まれます。 真新しい3/5リムの双対性コンセプトベースの変圧器モデルも含まれています。

パラレル、ハイパフォーマンスコンピューティング（HPC）

V4にて実装されたHPC機能に加えて、V5では、異なるタイムステップにて実行するプロセス群を接続することができる拡張されたパラレルネットワークインターフェイス（PNI）が含まれます。 さらに、パラレルマルチプルラン（PMR）の機能性は、プロジェクトの設定を無効化し、最大の並列一斉処理設定するための能力を含むように強化されました。

Pythonスクリプトによるアプリケーションの自動化

V5にはPythonスクリプト言語を利用した自動化が組み込まれています。 ユーザは新しいスクリプトペイン機能を使用することで、スクリプトをPSCADの内部から保守できます。 、カスタムスクリプトは、新しいスクリプトペイン機能を使用して、 記録、編集、起動することが可能です。

アルゴリズムの強化

EMTDCは、新たに、MANA（Modified, Augmented Nodal Analysis）アルゴリズムを含みます。 これは、電圧/電流依存の電圧源/電流源の実装を可能にします。（V5のマスターライブラリに含まれています） さらに、大規模なサブシステムを扱う際に有益な、新しいスパースソリューションが実装されています。 この新しいソリューションは、 サブシステム内のノードの数が200（デフォルト値）を超える場合に、自動的に利用されます。

• 絶縁協調（Insulation coordination studies）
• 開閉過電圧（SOV）、雷過電圧（LOV）、一時的過電圧（TOV）
• ブレーカーの過渡回復電圧（TRV）
• 高調波/電圧フリッカー/鉄共振などの電力品質課題
• あらゆる電圧レベルにおけるキャパシターバンク設計と開閉器の課題検討
• 風力発電/太陽光発電などの再エネ分散電源の系統連系
• 軸ねじれ共振現象や制御における相互作用の検討
• 直流送電やSTATCOM/SVC/FACTsなどの系統安定化装置の研究
• 保護協調の検討や、大停電からの系統復旧（BSR）

※1：For the Professional Edition: PSCAD v4.5.3+. For the Educational Edition: v4.5.4+.
※2：For v4.6.3+.