AI

(2019.12.25 掲載)

19「AI画像解析サービス」

このコーナーでは「いまさら聞けない業界用語」と題し、理経が取り扱う製品のなかから、今話題のキーワードについてご紹介します。

最近よく耳にする「AI」。これって何の略だかご存じでしょうか。Artificial Intelligence(アーティフィシャル インテリジェンス)、Artificialは「人工的な」、Intelligenceは「知能」、つまり「人工知能」です。検索すると「コンピュータを使って、学習・推論・判断など人間の知能のはたらきを人工的に実現したもの」と出てきますが、私たちの生活にどう関係あるのでしょうか。まなぶ君と一緒に学んでいきましょう。

登場人物紹介

  • えびちゃん

    えびちゃん

    広報部入社7年目。知識豊富でちょっぴり強気な姉御肌。趣味はゴルフとお酒。

  • まなぶくん

    まなぶくん

    営業部入社3年目。好奇心旺盛で打たれ強い性格。自社製品について日々勉強中。趣味はマラソンとお酒。

まなぶくん

お疲れ様です。お腹ペコペコですよ~、お昼、何食べます?

えびちゃん

角曲がった所のハンバーガーが食べたいわ。

まなぶくん

了解です。

えびちゃん

さ、早く混まないうちに行きましょ。外寒そうだから私はコート着ていくわ。今朝のコート着用率は98%って言ってたわよ。

まなぶくん

えー、なんですかそれ!?どうやって調べたんですか。

えびちゃん

朝の情報番組のお天気コーナーで言ってたの。お天気カメラの動画を「AI」で解析して通行人のコート着用率を判定して番組内で発表してるのよ。何を着ていこうか迷った時とか、自分で考えないですむから、朝の支度が早く終わるのよ。

まなぶくん

へえ~、「AI」ってそーゆー使い方されているんですね。「AI」っていったら自動運転って思ってました。僕たちが乗る車の自動運転が実現するのはもう少し先だろうし。

えびちゃん

そうね。でも「AI」の画像解析はいろいろな所で使われているわよ。例えば、「スマート農業」って言って、畑に固定したカメラで撮影したトマトの葉のしおれ具合を予測して、水やりの量を制御して甘くておいしいトマトを作るとか、ドローンで撮影したキャベツ畑の映像を解析して、生育状況とか害虫被害の確認に使ったり。

まなぶくん

農業の働き方改革ってやつですね。畑に行かなくても仕事ができるか…。それより先輩、何にします?僕は、BLTサンドにしようかな。

えびちゃん

あら、ヘルシーね。私はガッツリ食べるわよ!席取っておくからAセット買ってきて。

まなぶくん

了解です!

まなぶくん

買ってきました。ハンバーガーにフレンチフライですね。それにしても、ここのお店、相変わらず人気ですね。凄い並んでますよ~

えびちゃん

そうね。いただきます。んんん~揚げたてのフレンチフライ、最高に美味しいわ。ハンバーガーも。あれ?ちょっと待ってよ。このハンバーガー、トマトが入ってないじゃない!!!

まなぶくん

えー。ほんとですか?僕のBLTサンドには入ってました。よかった~

えびちゃん

私は全然よくないわよ!トマト貰ってくるか、あなたのトマト寄こしなさいよ!

まなぶくん

えーどっちも嫌ですよぉ。だって長蛇の列ですよぉぉぉ…。じゃあ、僕のトマトあげますから(涙)

えびちゃん

あそ、ありがとう。あーおいしい。トマトの酸味で絶妙なバランスになったわ。
さっきの話だけど、ファーストフード店でも「AI」は使えるのよ。そうすれば買ったハンバーガーにトマトが入ってない!なんて、悲しい事件は起きないのに(涙)

まなぶくん

マジですか?どうやってやるんですか?

えびちゃん

厨房内にカメラをつけて人の動きを分析するのよ。必要な食材の入れ忘れとか余計なものを入れてしまうとか、カメラで撮影した動画を「AI」で解析して、エラーが出たら瞬時に教えてくれれば、お客さんに提供する前にミスが防げるじゃない。

まなぶくん

先輩みたいなクレーマーも減り、業務の効率化も期待でき、一石二鳥ですね!

えびちゃん

は?私クレーマーじゃないし…。ただ複数のカメラを用いて同一の被写体を撮影した場合に、違う被写体である、と誤認識してしまうことが多いみたい。だけど、理経で取り扱っているMindhive(マインドハイブ)社の「AI」解析エンジンは違うの。異なるメーカーの複数台のカメラで撮影した同一の映像だったとしても、高精度の認識技術を持っていて、高い合致性を実現できるのよ。

まなぶくん

おぉ、でましたね!マインドハイブ?どっかで聞いたような。専用のカメラとか専用のサーバを用意しなくても分析能力が高いって、手軽でいいことづくめですね。ほかに、どんなことに使えるんですか?

えびちゃん

動物の革の等級判断の自動化ね。革って、色むら、傷、虫食い痕などで等級分けされて顧客に出荷されるけど、傷なのか模様なのか、あるいは模様の良し悪しで高級ブランドバックに使えるのかそうでないのか。経験がものをいう分野で人間が判断していたけど、それが「AI」で解析できるの。

まなぶくん

革の判定なんて難しそうですね。僕なんて革みせられても全く判断できないです。

えびちゃん

そりゃそうよ。「AI」だってすぐ解析できるわけじゃないわ。データを解析する前に、検知したい特徴のあらゆるデータを学習させる必要があるけどね。ちなみに、Mindhive社の「AI」画像解析は、周りの明かり(朝、夜、雨など)の光量にあまり左右されずデータの質が低くても問題ないの。屋外での設備検査、例えば橋やトンネル、送電線設備や下水道など作業員を派遣していた危ない場所にドローンやロボットで撮影して、設備の状態や欠陥を自動的に判断させたりできれば、安全性の向上も見込めるわよね。

まなぶくん

へえ~。色々な所で使えるんですね。でも、凄すぎて、ちょっと怖くないですか。そのうち「AI」が自動的により優秀な「AI」を生み出し続けて、SF映画の「ター●ネーター」みたいな世界になっちゃったらどうしましょう…。

えびちゃん

想像し過ぎだから。確かにいろいろな仕事が「AI化」されて失業なんてこともあったりするのかしら~。でも近い将来、自動運転や介護補助に活用されれば、安全・安心な生活ができるようになるって考えたらどお?

まなぶくん

確かに。僕、自分で言うのもなんですけど、運転に自信がないんで。早く自動運転になってほしいんです。

えびちゃん

でしょうね。そろそろお店が空いてきたわよ。お店にMindhiveの「AI」解析サービスの紹介もしてくるついでに、早く私の分のトマト貰ってきてよ。

まなぶくん

えー僕のあげたじゃないですか(涙)。失業しないように頑張って働かないとですね。
行ってきますぅ

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