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ドローンも検知可能!?
可視化して安全なワイヤレス通信を実現「AirShield℠」

昨今のデジタル化、モバイル端末の普及によりWi-Fi、Bluetoothなどのワイヤレス通信は、家庭からビジネスなど、あらゆる場面で活用されています。しかし、適切な情報セキュリティ対策をしないと、外部からの悪意ある攻撃も容易になるという側面があります。
今回ご紹介するのは、ワイヤレス通信における悪意ある攻撃をリスト化し、ネットワークの安全性を保つ製品「AirShield℠」です。

ワイヤレス通信の種類と危険性

多くの人が利用しているWi-Fiは、無線LANの通信規格の1つで、今では無線LANといえばWi-Fiというくらいに浸透しています。それ以外に、キーボードやマウスの接続、スマートフォンのプレーヤーとカーステレオを仲介するBluetooth、さらに、ライフラインや交通インフラといった社会インフラの制御・運用システム、工場の生産ラインなどのIoT化に有効な通信手段として、ZigBee、LPWA(LoRaやSigfoxなど)、BLEといったさまざまなワイヤレス通信が導入されています。

適切なセキュリティ対策をせずにワイヤレス通信を利用していると、通信内容の傍受(盗聴)や不正アクセスによるなりすましや情報の改ざん、ウイルスの配布、サイバー攻撃などによりシステムの利用不能、機密情報の漏洩などの危険があります。また、業務の効率をあげるために個人で使用しているサービスやIT機器を無断で会社に持ち込んで利用するシャドーITによっても、情報漏洩のリスクが高まっています。

ワイヤレス通信を可視化する「AIRSHIELD℠」とは?

「AIRSHIELD℠」は、電波受信可能な範囲にあるすべての無線機器を可視化できる製品です。デバイスと接続状況やデバイスのリスク、動作状況に関する情報を収集しリスト化します。セキュリティの弱いデバイスや攻撃を受けている情報を検知し、ワイヤレス通信を継続的に監視し、安全性を高めます。また、大規模に接続されたIoTデバイスを、一画面で表示することも可能です。取得されたデータは、本製品のクラウドサーバ上にアップされ解析が行われ、その結果はユーザーの管理画面で確認できます。300MHzから6GHzの周波数に対応しています(5Gもサポート予定です)。

どんな使い方ができるでしょうか?

実際のワイヤレス通信を行っている環境下では、複数の通信規格が飛び交っています。「AIRSHIELD℠」は複数のワイヤレス通信も同時に可視化することができるため、適用できるアプリケーションは広範囲におよびます。

集合ビル内の企業オフィスでの悪意あるアタックの監視

テナントビル内にあるオフィスにおいては、さまざまな電波が飛び交っています。悪意を持ってアタックをかける側からすると、攻撃対象がいくらでも見つかります。それらを感知しリスト化し、ネットワークを守ります。

IoT化したスマート農園

農業分野でもドローンやロボット、IoT技術を駆使し農業の生産性を効率化する動きが加速しています。広大な畑にセンサーやカメラなどを設置し情報収集したり、ドローンを使った農薬散布や搭載したカメラで農産物を撮影して発育の管理などを行っています。外部から侵入するドローンの検知や第三者による不正な操作などを防御します。

工場内でのワイヤレス通信

さまざまなワイヤレス通信規格が使われていることも多い工場内の環境においても効果を発揮します。

工場外からの攻撃

ワイヤレス通信は建物の外部からも侵入が可能です。例えば工場の敷地外からドローンを飛ばし、内部のワイヤレス環境を破壊することも考えられます。「AirShield℠」はドローンを検知、ドローンの種類を判別しリスト化します。そのドローンからアタックがあった場合にはその攻撃もリスト化し、アラートを発します。

ドローン検知画面:


機密データや顧客データを扱う企業や組織では、情報セキュリティポリシーやルールを明確化し、暗号化やパスワード設定や認証など、十分なセキュリティ対策や社員に向けての教育などが必要です。それに加え、自社のネットワークだけでなく、その空域内のワイヤレスデバイスとネットワークを可視化できる本製品を導入することにより、さまざまなリスクを回避することができます。

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(2021.6.25 掲載)