2005年入社
部品機器営業部
T・I

顧客が要望する製品を探しに
海外へ

私は海外メーカーの機能性接着剤を国内のお客様に販売しています。機能性接着剤は、日用品の接着剤とは違い、通信機器や医療機器、光ファイバーなど、様々な製品のなかに使われています。これまで手掛けた案件の数は、相当数に上りますが、お客さまに対して最適な製品を提案することはもちろん、使用方法、製造工程の提案もさせていただくため、お客様のご要望をヒアリングする力、またそれをビジネスとして成立させる解決力が求められます。

以前はシステム系の部署に所属しており、入社以来、システム構築やネットワーク構築に係わる提案を行っていました。入社から3年目の2008年に、会社の制度で若手社員を海外赴任させる候補に選ばれ、シンガポールに1年間駐在しました。 シンガポールでは、日本のシステム部門と連携して、セキュリティソフトを販売しました。

海外赴任をするまでは、海外の方と一緒に仕事をした経験はありませんでした。実際に仕事をしてみると、自分がそれまで当たり前と思っていたことが、海外ではそうではなく、考え方の違いを目の当たりにすることが多くありました。そうした多様な考え方や、自分が考える常識というものがいかに脆いかということを実感できたのはとてもいい経験です。

帰国後は輸入商材を扱う部署に配属となり、海外赴任で得た経験を活かしています。海外の方や異文化に対しても、変に構えたり先入観を持たずに接することができるようになった結果、海外のサプライヤー(仕入先)とも円滑なコミュニケーションを取れるようになり良かったと思います。ただ、海外駐在の間、おおらかなシンガポール人と触れ合うことで、もともと細いことを気にする性格ではなかったのですが、さらに大味な性格になった気がします(笑)。

現在は、担当部署の営業対象が基本的に国内のお客さまですが、扱う商材が海外製品であるため、サプライヤーが開催するセールスミーティング、技術セミナー、または個別案件の打ち合わせなどのために年に数回海外出張をしています。会社全体としても輸入商品の取り扱いが多いため、このような目的での海外出張の機会は多いと思います。一方、輸出商品を担当すると、製品提案、取引条件の打合せ、その他問題解決等のために海外顧客を訪問することもあります。

※本ページの内容は、2016年時点のものです。