Event & Seminar イベント・セミナー

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4/23(木) 電力自由化に伴う発電設備安定運転のための系統解析技術 ―― 来たる発送電分離にそなえて ――

※会期は終了しました。

展示会名

電力自由化に伴う発電設備安定運転のための系統解析技術
―― 来たる発送電分離にそなえて ――

概要

電力小売全面自由化を目前に控え(2016年)、さまざまな発電システム連系が活発になるものと思われます。
電源の系統連系時や事故時の運転継続において、事前検討・事故解析を行うためには系統解析の技術が必要になります。

また、電力自由化の数年度を目処に発送電分離の実施が予定されております。
新たな発電システムを系統に連系する際、電力系統との様々な相互作用により、問題・課題が生じる場合があります。諸外国の例をみると、発電システムの連系は送電系統運用規則(Grid Code)による規制を受け、問題・課題は発電事業者の責任において解決することが求められています。電力系統の安定的な運用を考慮すると、日本においても同様な規制が制定されていくものと予想されます。

発電システムの系統連系などに伴う、問題・課題の解決のためには、系統解析技術を用いてこれらを詳細検討する必要があります。系統解析は対象が複雑で、定量的な評価を行うためには多くの場合シミュレーションソフトウェアを使用することになります。
本セミナーでは、主に発電システムと電力系統との相互作用や発電システムの運転継続にフォーカスし、系統解析シミュレーションの基礎に関する概要と、実際の解析事例を紹介する予定です。シミュレーションを用いた系統解析をよく知っていただくとともに、その重要性を認識していただくための情報を提供致します。

日時

2015年4月23日(木) 13:00~17:00 (12:30受付開始)

会場

新大阪丸ビル 新館 711号室
JR新大阪駅より徒歩2分

定員

50名

参加費

無料

プログラムとプログラム内容、時間

13:00~ご挨拶 横山 晋司
株式会社理経
部品機器営業部 部長
13:05~14:00基調講演①系統解析シミュレーションの基礎>
系統解析およびそのシミュレーションについて、どんなものなのか、何ができるのか、どのようなツールを使用するのかについて、基礎的なことを総括的にお話します。特に、電力系統の詳細な現象を解析するために重要であるにも関わらず、使いこなせる技術者の少ない瞬時値解析に主眼をおいて解説します。
電力系統解析シミュレーションは難解であると感じられる方が多い分野ですが、なじみのない方にもできるだけわかりやすく説明していきます。
また、発電システムの系統連系に伴う、問題点や課題及びそれらの対策例について簡単に紹介します。

黒沢 浩一 氏
株式会社 日立製作所
インフラシステム社
電力システム本部
電力エネルギー制御システム設計部
送変電・系統ソリューションセンタ

大手総合電気メーカで、系統解析を用いたシステム開発、ソリューション構築、系統技術コンサルティング業務および取纏に従事。
各種自励式変換器システム(STATCOM、FC、HVDC)に関する検討、系統安定化システムに関する解析検討、電力総合系統安定化システム開発、パワーエレクトロニクス機器の電力系統への適用効果研究、分散電源大量導入による基幹系統への影響検討、発電機軸寿命解析等、多数の実績がある。
14:00~14:10休憩  
14:10~15:00基調講演②系統解析シミュレーションの事例紹介
―― 発電システム関連を中心に ――
講演①の内容を踏まえて、系統解析シミュレーションにより検討を行った、様々な事例を紹介いたします。
特に発電システム連系の際の検討に資することができるよう、発電システムそのものや発電システムに関連の深いテーマ(電圧低下時の発電システム運転継続、自然エネルギーを用いた発電システムに起因する電圧変動とその抑制制御等)に主眼において解説します。
更に系統解析を核とした系統技術コンサルティングの新たな取り組みについても、紹介させていただきます。

門前 知幸 氏
株式会社 日立製作所
インフラシステム社
電力システム
電力エネルギー制御システム設計部
送変電・系統ソリューションセンタ

大手総合電気メーカで、系統解析を用いたシステム開発、ソリューション構築、系統技術コンサルティング業務に従事。
自励式FCに関する解析を用いたシステム開発(FRT、系統安定化制御、自立運転等を可能にするシステム)、STATCOMによる系統安定化、フリッカ抑制制御に関する解析検討、HVDCが連系された電力系統の構成変更に伴う系統安定度および電圧変動に関する研究等、多数の実績がある。
15:00~15:40次世代の電力系統モニタリングシステム次世代の電力系統モニタリングシステムの提案と導入事例の紹介
電力小売全面自由化が実現し、様々な発電システム連系が行われるようになると、電力系統の安定化や事故解析が重要になります。以前は簡易な計測とシミュレーションに頼っていた解析も、計測技術の発展により、電力系統全体の状況がリアルタイムに把握できるようになってきました。本セションでは、弊社が提案する次世代の電力系統モニタリングのプラットフォームを紹介し、導入事例として、英National Grid社の変電所・送電網モニタリングの事例紹介、ならびに、米Duke Energy社の発電所における予知保全の事例を紹介します。
江越 達三 氏
日本ナショナルインスツルメンツ株式会社
事業開発本部 エネルギー事業マネージャ

事業開発本部にて国プロ・大型物理実験施設の国内営業マネージャとして多くのプロジェクトに係る。Industrial IoTとして環境放射線モニタリング事業を展開。2012年より米国本社Energy Segmentと共に国内のエネルギー事業の開拓を行う。大型風力の状態監視、変電所電力監視、インバータ制御等の案件等を担当。
15:40~16:10低圧へご参入をお考えの企業様へコールセンターを含むBPO業務
電力小売り販売の全面自由化により、多くの需要家のスイッチングが全国レベルで予想されています。その中で需要家の要望・不安・疑問・各種手続きなどに迅速且つ的確に応対する事が、スイッチングを促進するキーになると考えます。またストックビジネスにおける需要家の囲い込みも、CRMの観点から需要なファクターです。
本講演では、新規に電力小売りビジネスへの参入をご検討中の企業様における顧客接点窓口の機能の在り方について、その課題と対策についてご紹介させていただきます。
竹川 信之 氏
ビーウィズ株式会社
営業本部
第1営業部
営業第1ユニット

大手電力事業者および公営事業である水道事業者のカスタマーセンターを含むBPO業務の営業に従事。
ライフライン事業の特性を踏まえ、複数のBPO業務の受託・事業構築をした実績があり。
16:10~17:00質疑応答  

※プログラムは予告なしに変更する場合があります。予めご了承ください。

主催者

株式会社 理経

協力

スマートジャパン

製品ページURL

お問い合わせ先

株式会社理経 部品機器営業部 第2グループ
福島和也
03-3345-2757
manitoba@rikei.co.jp